北後志消防組合の概要

北後志消防組合は、北海道の西部、道都札幌より西へ北海道開拓の拠点として栄えた小樽市を経て、車で1時間弱の距離に位置し、海・山・川等美しい自然に恵まれた環境にあります。
 古くはニシン漁で栄えた水産業が盛んな古平町・積丹町へと続く西側地域は、荒波にあらわれた奇岩がそびえ立ち積丹ブルーと称される美しい海岸線が続き、仁木町・赤井川村のある東側地域は全国でも有数のスキーリゾートとして知られるニセコ連峰と連なるキロロリゾートを有し、サクランボ・トマトといった全国にも名を知られる果樹や野菜が栽培される農業地帯となっています。
  消防本部のある余市町は、積丹半島とニセコへ向かう国道の起点となる交通の要衝であり、町を流れる余市川は北限の鮎が生息する場所として知られ、その清流から成る豊かな土壌は、北海道一のリンゴ・ブドウの生産地となっております。また、ニッカウヰスキー発祥の地であり、民謡「ソーラン節」の発祥の地とされているなど、国指定の史跡を数多く有し、四季を通じ多くの観光客が訪れる地であります。
 当組合は余市町・古平町・積丹町・仁木町・赤井川村の4町1村により、昭和49年に設立、管内人口約2万6000人、面積1015.13㎢で、1本部・1署・4支署・1出張所・1分遣所で構成されております。平成8年2月発生した豊浜トンネル崩落事故を経験し、以降大きな事故・災害に遭遇しておりませんが、泊原発より30㎞圏内にあることから先の大震災を教訓として防災計画の見直しをはじめ、原子力災害に対する対策など、職員115名・団員432名が一丸となって地域の安全・安心のために取り組んでいます。 

(※人口、面積、職・団員数、機構図は令和5年12月31日現在)

機構図